第11回中揉-2 『中揉機・理想的な中火茶をつくる』 |
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11-5.中揉の出し度
11-5-1.排気温度取り出し
中揉機排気温度グラフ(再掲載)
中揉機の出し度は、どうやって見ればいいのですか?
排気温度取り出しといって、右のグラフで、排気温度が3〜4℃上昇したところで取り出します。
ただし、茶葉が工程で流れてきますから、時間が来たら出せるようにしなければなりませんからね。 時間で言うと、中揉み機がある場合で30分、無い場合で40〜45分位です。でも、大切なことは、出す時の理想的な茶葉の状態を知ることです。 精揉機でよく揉める中火茶をつくることが、中揉工程の目的ですからね。11-5-2.理想的な中火茶を判断
出したときの茶葉の状態とは、どんなカンジですか?
その茶葉の状態がいちばん重要です。目的の「精揉工程で揉みやすい状態」とは、弾力があって、握って放すと固まりが自然にほどける状態。 握って固まったままだと、精揉機へ入れたときに「だんご」になってしまいます。中揉の目的を忘れずに、出したときの「ちょうどいい茶葉の状態」を自分の手で覚えて判断してくださいね。
含水率では、32%くらいでしたね。
32〜35%の含水率(DB)で取り出すのが適当です。これは、10-1中揉の総論でお話した限界含水率に入ったところにあたります。
それから、中揉機の出し度は、 精揉機の使用温度に関係します。精揉機使用温度が高い場合は、出し度を遅くし、低い場合は少し若目に出します。
中揉機の出し度は「自分の手で握ってチェック」です。 |
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