基本編ロゴ[生理生態]16.茶樹の耐寒性


◆C032.越冬芽の耐寒性

包葉は寒さに強く、-13〜14℃にも耐えられます。ただし、内部にある水分の多い新芽は包葉に保護されていながらも弱いために、包葉は生きているように見えても新芽だけが被害を受けている場合があります。包葉が青いと外観では気付きません。内部だけ死んだ芽をカットしてみると、第5〜4葉は死んでいても、中の1〜3葉は生きている場合もあります。この場合は減収し、下の方の葉は不完全な状態で奇形して開葉します。


樹体温とは◆C033.樹体温とは?

株面の葉の樹体温は、物体から熱を奪う放射冷却のため外気よりも低いものです。外気は輻射熱や放射熱によって高くなっています。株の中にある葉は、地熱の放射や他の葉に被覆されているためそれほど低くありません。


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