基本編ロゴ[土壌]12.除草


メヒシバ
メヒシバ

◆D024.茶園の雑草

茶栽培では昔から「草を生やすな」と言われますが、それは「きちんと管理していれば草は生えないよ」という意味。雑草によって養水分を取られることは、成木園の場合、放任園ほどでなければ大きな影響はありません。環境上の問題から、除草剤の使用はできるだけ避けて管理を行いましょう。
茶園の雑草の発芽は、敷草や耕うんによって防げます。稲藁や刈り草を裁断して畦間に敷き込み、有機物投入と兼ねて防止するのが最も良い方法ですが、茶園面積が広い場合はたいへんな作業です。幼木園は畦間が広いため雑草を防ぐ必要がありますが、可能であれば敷草が望ましく、広面積のため困難な場合には土壌表面にマルチフィルム素材を張って発生を防ぐ方法がとられています。

茶園に発生する主な雑草には、メヒシバ、オヒシバ、タデ類、スギナ、ニワホコリなどがあります。


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