茶樹に雪が積もったら、そのままにしてください。雪を取り払った場合と、そのまま置いた場合とで比較したことがありますが、雪を払った方は、寒風で葉が枯れてしまいました。雪が葉を保護する状態になっていますから、そのままにして置いて自然に溶けるのを待ちます。
遮光率90%の黒い寒冷紗を12月から翌3月までかけたままにしたものと、被覆しない場合とで比較する実験を行ったところ、遮光した部分は芽数が減少しました。これは遮光率90%で被覆を長期(12月〜3月)に 行いますと、日射量や日照時間が少なく、気温も低目になり、丁度3月4月は越冬芽の活動(生育)が活発になる時期で、気象条件が伴わないと芽の生育が抑制され、芽数の減少につながります。
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お茶街道文化会 主催:カワサキ機工株式会社 ochakaido@ochakaido.com