基本編ロゴ [防除]2.茶の病害虫-4
チャノホソガ(サンカクハマキ)

チャノホソガ(成虫)

◆M004.チャノホソガ

生態
チャノホソガは、サナギで越冬して3月下旬ごろから成虫が発生し始めます。ふ化してから三角の巻き葉を巻くまでの幼虫期間は7〜16日程度。成虫の体長は4mmほどで、年間6〜8回発生します。

葉縁潜行期
チャノホソガ(幼虫)

被害

三角に巻いた葉の中にした幼虫のフンによって製茶品質が著しく低下します。卵からふ化した幼虫は、葉の表皮の下にもぐって絵かき状に食害しますが、葉縁を巻いた段階では品質に影響はありません。

チェックの仕方

新芽にのみ産卵するので、新芽に水滴状の卵がついていないかチェックします。

静岡県と鹿児島県の比較
『目で見る茶の病害虫』より

防除

新芽の生育期に防除を行います。脱皮阻害剤は卵の時期に、その他の薬剤は幼虫の皮下潜行期ごろに散布します。


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