◆C015.芽の生長ホルモン「オーキシン」
芽の頂部には成長点があって、オーキシンというホルモンが入っています。このオーキシンが側芽が出るのをおさえるはたらきをしていて、芽を切ると側芽が出てきます。 更新後の整枝では、この茶樹の再生作用を利用して、枝や茎の数をコントロールします。
たとえば三四番茶の生育初期に頂点を食害されると側芽が出ます(写真)。 節の短い所に小さな芽が出て細い枝をつくる結果となり、幼木の生育を阻害します。
◆C016.茶樹の補償作用と不定芽
不定芽(フテイガ)とは、決まっていないところから出てく芽のこと。 剪枝等によって側芽が出るべき葉の部分がなくなると、必ず「補償作用」という植物の回復する力がはたらいて、不定な位置から芽が出るのです。
お気軽にご意見ご感想をお寄せください。
お茶街道文化会 主催:カワサキ機工株式会社 ochakaido@ochakaido.com