◆C019.栄養状態の良い芽、悪い芽
一番茶の芽には、三番茶、四番茶の切られなかった芽に出た頂芽と、整枝された部分から側芽として出た芽とがあります。みなさん摘採のときに感じていると思いますが、芽には生育の良い悪いがはっきり出ます。このうちの生育のよい芽がたくさん出る茶園をつくるのが良質多収生産のカタチです。管理が悪いと芽数型、分枝数が多いと小さな芽になってしまいます。力の無い頂芽は芽が伸びきれない。太く栄養状態のよい枝から出た芽はよく伸びますし、茶園の栄養状態も関係します。これは7月号で詳しくお話ししますが、前年に4回も5回も収穫をすると、力のない芽になります。
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