◆A011.枠摘み収量 茶園の芽数を知るためには、枠摘み調査をします。枠摘み調査とは、20cm×20cmの枠内にある芽数や収量で、普通で60〜70本、少ないと40〜50本、多い場合には80本以上です。この本数に仮定の1芽重をかけて収穫面積に換算すれば、収量の予測を立てることができます。 ※調査では正確な数値を求めるべきですから、摘採刃にかからないような小さな芽はカウントしません。枠摘み収量の調査の時は、収穫の対象となる芽(有効芽)だけをカウントすること。 |
||||
◆A012.推定収量の計算方法 枠摘み収量を10aに換算するときは、摘採面積率100%の場合で25,000倍になります(10a÷400cm2)。たとえば、枠摘み芽数が60本としたら、10aあたりにすると150万本ということになり、1芽重が0.5g(予測)であれば、おおよその推定収量は750kg/10aとなります。この収量に摘採面積率をかけて概算の収量予測とします。
|
||||
◆A013.有効芽数 私は、一芯二葉になる芽、摘採の対象となる芽のことを有効芽数と呼びます。経済的生産を目的に行う茶業においては、摘採の対象となる芽を対象とすべきです。また、芽の生育段階の観察において有効芽かどうかを判断することは、プロの茶業者として大切なことです。 |
||||
◆A014.摘採面積率 摘採面積率とは、茶園面積に対する摘採面積の割合のことです。右図のように、畦幅が1.8mで摘採面の円弧周が1.8mであれば、摘採面積率は100%です。 |
||||
木村塾TOP |木村先生プロフィール |基本編もくじ | |
お気軽にご意見ご感想をお寄せください。
お茶街道文化会
主催:カワサキ機工株式会社
ochakaido@ochakaido.com