基本編ロゴ[生理生態]11.茶樹の越冬

◆C021.茶樹の休眠

お茶の場合、平均気温25℃以上の環境で芽が伸びてくるかどうかで休眠が判断されます。25℃以上になっても芽が出てこなければ休眠に入っていると言えます。ただし、事前に休眠に入る時期を知ることはむずかしく、その年の気象条件によっても異なります。おおよそ11月〜12月初旬であろうと考えられます。


越冬芽形成◆C022.越冬芽の形成

越冬芽は秋整枝の時に形成が始まって、静岡の場合で11月末頃に完了します。この時点で5〜6枚の幼葉が形成されていて、6〜7mmほどのサイズになっているはずです。越冬芽は9mm以上になると萠芽するという実験結果が出されています。
また、 2mmほどの越冬芽が見受けられることがありますが、これは一番茶収穫として期待できる越冬芽ではありません。

 


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