◆C007.根の分類と機能
根の役割は、土壌から養分や水分を吸収することです。枝のような色をした太根・中根[タコン・チュウコン]と、先端部にある白く細い細根[サイコン]とがあり、吸収能力が高いのは白い細根。細根は、養水分の吸収と同時に、地中の酸素を吸収し炭酸ガスを放出するという活動をしています。
一方、太根・中根は木化根で、養水分の吸収はほとんどせず、養水分を貯蔵蓄積する機能をもっています。
- 根の機能:養分・水分・酸素の吸収、株を支える
- 影響:葉の光合成に影響
- 根の深さ:普通園根群域でおよそ30〜60cm(根群域:根の分布で量的に多く集中している部分)
根はポンプと同じように、葉が働く時に根の吸収能力も最も高くなります。これは葉部で活発に光合成や呼吸・蒸散が行われることで、必要な養分や水分を根が樹体に送り込むはたらきをするためです。年間でもっとも根がはたらく時期は10〜11月ごろです。
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