◆D001.茶樹に理想的な土壌とは？

茶樹は弱酸性を好む植物で、酸度PH4〜5が適正です（中性＝7）。また、茶の根は湿気を嫌います。排水が十分でない土壌では根が細くなり、加湿状態によって酸素が入る場所がなくなって酸欠症状を起こして根が腐ることもあります。 地温は25〜27℃が望ましく、これより高くても低くても根の生育によくありません。

◆D002.通気性は自然に保てるか

深耕すると土のガサが増えますね。これは土壌にすき間［孔隙・コウゲキ］がたくさんできたから。柔らかくほぐして空気が入りやすく、水が通りやすくすることで、根が生育しやすくなります。

通気性は、地中の昆虫や微生物、有機質の発酵等によってある程度は保たれますが、土質や雨量、管理による踏圧などによって通気性が保たれる度合いがちがいます。したがって、深耕や有機物を豊富に入れるなど人為的な作業を行い、通気性を維持します。