You are here: TOPPAGE古今旅集お茶街道の旅 青木坂・小夜の中山>茶亭跡  
タイトル  

[青木坂入口]金谷町菊川字小夜鹿

四郡橋を渡り町道菊川神谷城線を横断すると、小箱根とも呼ばれた東海道の難所「小夜の中山峠」の入口です。町道の手前と渡った先の2箇所に「青木坂」の標柱が立ち、そのまわりを石畳と10mほどの石段で設えて旅の風情を演出しています。この坂を青木坂あるいは箭置坂と呼び、青木坂入口から峠の頂上にある久延寺まで急な上り坂が1km少し続きます。

※青木坂入口は車で入れませんが、すぐ脇に狭い車道が設けられていて、20mほどでコンクリートの敷かれた東海道と合流しています。

青木坂入口
青木坂入口

[青木坂]金谷町菊川字小夜鹿〜掛川市小夜鹿新茶屋

青木坂は、箭置(やおき)坂ともいい、菊川の西側にあることから「西坂」、その道のりが長いことから「長坂」と呼ばれたという記録があります。
坂道はコンクリート舗装され、昔を偲ぶ遺跡も残されていませんが、この小夜の中山峠を越えるルートは、古代・中世から変わっていません。尾根づたいの坂道から望む山々の景色は、古代の旅人が眺めたものときっと変わらないことでしょう。

 

青木坂
青木坂(箭置坂)

[市境道標]金谷町菊川字大井平・掛川市小夜鹿

青木坂を登り始めてから700mほどの所に「←菊川の里・日坂の宿→」の道標があります。道標は、現在の市境を示した新しいもので、ここから現掛川市に入ることを示しています。

ちなみに、江戸時代は久延寺の境内より東は掛川藩領、西の佐野新田は日坂宿と同じ天領とされていました。小夜鹿が掛川市に合併されたのは昭和30(1955)年のことで、小夜鹿でも東にある家は金谷町に編入されました。

市境看板
市境看板

←MAPへmarkすすむ→

お気軽にご意見ご感想をお寄せください。

お茶街道文化会
主催:カワサキ機工株式会社