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日坂宿を過ぎて日坂公会堂の所にある秋葉常夜燈を右折する道は、茶の大文字のある粟ヶ岳に通じています。粟ヶ岳まで9km、長松院まで2kmの看板があります。 粟ヶ岳へ行くには、ここを右折して700mほど先の二股に分かれた道を右へと進みます。 |
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粟ヶ岳へと伸びた坂道を2kmほど登ると右手に、掛川の古刹長松禅院があります。長松院は掛川でもっとも古い禅宗のお寺で、遠州に多くの末寺をもつ歴史ある寺です。 掛川誌稿によると、長松院は可睡斎の末寺にあたり開山は石宙永珊和尚。名僧として知られた川僧慧済禅師の四哲の一人で、この地を行脚していたときに観音菩薩の霊夢を見たため月夜平に草庵を結んだのが開創と伝えられています。 山伝いの細い参道を登って山門をくぐると、正面に本堂が見えます。長松院の建物はたびたびの災害で移転再建されていて、現在の本堂は宝暦八年(1758)の火災後に建てられたもの。華美な装飾はなく、落ち着いた禅寺らしい趣を残した建物です。 |
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長松院の門前には、この寺に葬られた歴史的人物の墓碑があります。向かって右手にある小さな祠が若宮大権現、中央が川合宗忠の墓、左が大須賀鬼卵の墓です。 [川合宗忠]
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