[東橋の公園と道標]金谷町東町
旧東海道を川沿いの道から100mほど歩くと、東橋の公園があります。ここは四阿やトイレのある公園で、街道に面 して輦台渡しを描いたタイル絵が立ち、当時の川越しのようすが説明されています。
公園の敷地内に、東海道に共通して立てられている道標があり、 「←宿境まで十八町、日坂宿まで三十五町→」と記されています。
[東橋から中町まで]
金谷宿の東側にあたる東橋から中町までは4mほどの道幅のゆるやかな下り坂。街道沿いの建物は新しく、密に立ち並ぶ家並みに当時の名残りはありません。たびたび大火に見舞われたためか東町には秋葉神社があり、街道沿いの彼処に秋葉の祠が祀られています。
歴史のエピソード
金谷宿の入口は八軒屋橋でした。普通 宿場の入口には桝形がありますが、金谷宿には桝形は無く、八軒屋橋がその役割を果 たしていました。現在の東橋が、その八軒屋橋です。 この橋を渡ると河原町で、江戸時代は、川合所や川越人足の番宿、川越しをする旅人が渡し料金の精算をする「札場」などの川越し施設が立ち並んでいました。現在はその名残はなく、村井旅館の西半分の位 置が札場跡です。
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