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タイトル  

[金谷坂上り口]金谷町金谷(坂町)

石畳茶屋の前に「金谷坂上り口」があり、ここから先の牧ノ原まで石畳の道が約460m続いています。
江戸時代、石畳は土橋から牧ノ原まで約850m続いていましたが、時を経るごとに失われ石畳茶屋付近に30mほど残すのみとなっていました。現在の石畳は、平成3年に金谷町で行った「平成の道普請」で町民参加で延長430m(幅3.5m)が復元されたものです。

 

金谷坂上り口
金谷坂の石畳入口

[金谷坂の石畳]

杉木立に囲まれた石畳の坂道は、一歩一歩踏みしめる石の感触と静かな空間の中に、江戸の旅人が行き交った時代を彷彿とさせます。

 

文政の金谷坂道普請

金谷坂と菊川坂は、傾斜が急なうえに「青ねば」と呼ばれる粘土質の土で、雨が降るとぬかるむ難儀な道でした。文政年間(1818〜1829)に金谷坂から菊川坂にかけて石畳を敷く道普請が行われ、金谷坂の工事では村々の人足を使って施工されました。当時の普請では河原石を使わず山石を使うよう指示されたといいます。

 

江戸時代の金谷坂

江戸時代に石畳が敷かれたのは、土橋から牧ノ原まで距離にしておよそ850m、幅2mでした。復元された金谷坂は幅3.5mで、道の両端に江戸時代には無かった側溝が設けられています。

金谷坂の石畳
金谷坂の石畳

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