◆D026.有機物の施用方法と効果 茶園への有機物投入は、雑草の発生を防ぐ、干ばつや寒害の予防などの被覆効果と、有機物が腐植となり土壌改良の効果を得ることができます(基本編:有機物投入)。 敷草は10aあたり1,000kgの投入が勧められています。昨今では資材の確保がむずかしくなりましたが、毎年補給することが望ましいです。 茶園の敷草と収量を調査した結果が右の表です。土壌改良材を施しただけの茶園と、敷草を施した茶園との比較で、敷草・深耕を行った方は一番茶で26%の収量増となっています。 |
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また、敷わらには土の流失を防ぐ効果があります。下表は、傾斜地16°と26°の茶園で土の流失を比較した試験の結果です。敷わらの効果は、7〜8月の豪雨に対して雨の衝撃から土を保護し、粒子の分散を少なくすることが効果につながっていると分析されています。
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◆D027.地力要因と維持手段との関わりあい 地力の要因となる各項目に対して、有効な茶園管理の手段を表にしてあります。このように、堆きゅう肥などの有機物は、化学性・物理性両面から有効な方法であるといえます。
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