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日本最古の茶の記録『日本後期』 『日本後紀』は弘仁十(819)年に編集開始され承和七(840)年に藤原冬嗣・藤原緒嗣(オツグ)らによって完成された書で、792年から833年の間の史実が記述されています。
しかし、この嵯峨天皇の行幸は弘仁六(815)年四月とあり、永忠が帰国してから10年の時が経っています。永忠の献じた茶は中国から持ち帰ったものなのか、日本でつくられた茶なのか。永忠が茶の種子を持ち帰ったとの記録がないため定かではありませんが、林屋辰三郎氏(『図録茶道史』著者)は、永忠が手自ら奉御した茶は、彼の帰朝とともに植えられ十年して生育した茶を献上したものではないかと推察されています。 参考:『日本のお茶1お茶と生産』ぎょうせい |
出土品 |日本後紀 |漢詩の茶 |季御読経 | |
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