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宮中行事「季御読経」の引茶(きのみどきょう) 「季御読経(きのみどきょう)」とは、和銅年中(708〜714・奈良時代初期)または天平元年(729・聖武天皇)に始まった宮中において天下泰平を祈る行事で、『蔵人式(くろうどしき)』によると、「天喜4年(1056)三ヶ日毎夕座、侍臣煎茶ヲ衆僧ニ施ス、又甘葛(あまずら)煎薬、厚朴(こうぼく)、生姜(しょうが)ナド随時加エル」とあり、この記録から当時の茶の飲み方がうかがわれます。唐風のものは熱湯に茶の粉末を入れ、これに諸種の薬味を投じて用いられたようです。ただ、季御読経に使われた茶が日本産のものか、遣唐使などによってもたらされたものかは定かではありません。 参考:『太陽コレクション茶の湯歳事記夏』平凡社 |
出土品 |日本後紀 |漢詩の茶 |季御読経 | |
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