第10回中揉-1 『中揉の総論と中揉み機』 |
|
||
|
10-5.揉み手バネ圧
中揉み機揉み手10-5-1. 揉み手バネ圧の調整
揉み手バネ圧は、より込みを良くするために調整するのですね。
ミル芽の場合は水分が表面へ移行しやすく、硬葉は移行しにくい。中から揉み出す水分と乾燥させる水分のバランスをとるため、揉み出す力を調整します。
一番茶で弱くするのは、より込まない方がいいの?
違うのですよ。一番茶で揉み手を強くすると、すべってしまい揉まなくなります。揉み手がいちばん揉めるバネ圧になるように、原料によってバネ圧を調整するのです。下表の値になるよう調整しましょう。
中揉み機揉み手バネ圧
一番茶 二・三番茶 間隔 6〜7kg 8〜9kg 10-5-2.バネ圧計測の仕方
計測のし方をおしえてください。
中揉み機のバネ圧調整は、コイルバネの押している方向へ引いてバネ秤で計測します。粗揉機とは計測方法が違いますから注意してくださいね。
中揉み機揉み手バネ圧の調整
バネ秤をコイルバネが押す方向に引っ張り、上表のバネ圧になるようボルトで調整します。
次回は、中揉の2回目 |
シバタ塾TOP |10-1.総論 |10-2.乾燥速度と水分 |10-3.熱風量 |10-4.回転数と間隔 |10-5.揉み手バネ圧 | |
お気軽にご意見ご感想をお寄せください。
お茶街道文化会
主催:カワサキ機工株式会社
ochakaido@ochakaido.com