第6回粗揉-1 『粗揉工程での乾燥と実践』 |
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6-4粗揉機の投入量
6-4-1 最適投入量の必要性
投入量が多すぎると葉切れが生じて色沢は黒みを帯び、むら乾きになって能率が低下します。また、過少の場合は上乾きして粉末が出て、よれが不足して太よれが生じ、色沢は赤黒くなって水色が濁ります。投入量の不適は、このような品質低下とともに製造作業の能率を低下させることにもなります。
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6-4-2 投入量の計算
投入量計算には、粗揉機のシャフト下容積が基準となります。揉室の内径をD、室の長さをLとして、次の計算式で揉室の容積を求め、これを基準として原料投入量を求めます。 |
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1.揉室容積算出の計算式
容積の算出をしたら、容積1m3当たり投入量14.4kgとして生葉の投入量を算出します。
粗揉機の内径(D)、間口(L)、容積(V)は機種別機種別に値が決まっていますので、参考にしてください。
2.の式に使われる蒸し度係数Kは、次の式で計算します。 蒸し度係数Kの計算式
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次は粗揉機の回転数です。 |
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