第7回粗揉-2 『茶温としとりを守って粗揉』 |
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7-2.熱風温度とお天気の関係
7-2-1.絶対湿度が関係する
そう。熱風を使うのは、温度を上げることで空気を乾燥させて、その乾燥させた空気が茶葉から水分を奪うから。たとえば、雨の降った日には乾きが悪いし、春の空気が乾いている時期はお茶が乾きやすいし、夏だと湿気が多いから乾きにくい。夏にビール瓶を出すと水滴がつくけど、冬ならつかないでしょう。それだけ空気中の水分量がちがう、つまり質の異なる空気を使うのだから、機械の設定を変えなければいけないということです。 右上のグラフは月ごとの空気中に含まれる水蒸気の量をグラフにしたものです。これを絶対湿度といいます。0.015とは、1kgに対して15gの水分を含んだ空気のこと。15gというと、大さじ1杯分の水が1kgの空気(=0.85m3位)の中に水蒸気になってあるということですね。 |
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7-2-2.お天気と熱風温度の関係
そう。右下のグラフを見てもわかるとおり、絶対湿度は日によって大きく変化していますから熱風温度の設定を変えなければいけません。その変化を大きく季節で言えば、空気が乾燥した一番茶の頃は熱風温度を上げ、湿度の高い夏場には熱風温度を下げます。
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次はシバタ理論の基礎、空気線図の見方です。 |
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