[喜町の交差点]掛川市喜町
七曲りの西口で県道37号を左折し、一つ目の交差点を右折(北側)します。ここからは大祭の大獅子で有名な仁藤町。道幅は広く、きれいな歩道のある明るい商店街に整備されています。このあたりから江戸時代風の建築物が多くなり、城下町の風情を醸し出す町並みが楽しめます。
[仁藤町東]掛川市仁藤町
東海道は、喜町の交差点を曲って50mほど北へ進み、ガソリンスタンドのある交差点を左折します(車は左折のみ)。ここから仁藤町の商店街で、街道に面した建物には漆喰やなまこ壁をほどこした重厚な造りのものが見られ、街全体から城下町らしさがにじみ出ています。
[くず屋 桂花園]掛川市仁藤町
この交差点の正面に掛川の名物くず粉を商う菓子店「桂花園」があります。 葛湯は葛の根からとった粉を湯で溶いて食すもので、葛布と同様に掛川の名物です。このあたりでは葛粉を四角に固めたものが軒先に干されていたそうです。
[葛布 こたけや川出幸吉商店]掛川市仁藤町
桂花園から西へ二軒先に蔵づくりの呉服屋があります。その角を右(北)へ曲がって50mほど先の右手に大きな葛布の看板を掲げているのが、明治三年創業の葛布屋「こたけや」です。
葛布とは江戸時代には裃や道中合羽などに使われた繊維で、掛川の特産品として書物などにも登場しています。こたけやの店先には団扇や草履などの葛布製品が並べられ、奥の工房では昔ながらの手仕事が行われている伝統工芸品店らしいお店です。
関連リンク
●名物好物「掛川の葛布」
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