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[小夜の中山公園]掛川市小夜鹿字小夜鹿

小夜の中山峠頂上の西側、扇屋から50mほど先の左手に小夜の中山公園があります。ゆるやかな台地を利用してつくられた見晴らしのよい公園で、およそ30分の道のりで散策できます。

散策MAP

小夜の中山公園
小夜の中山公園

[西行法師歌碑]掛川市小夜鹿字小夜鹿

年たけてまた越ゆべしと思いきや
命なりけり佐夜の中山

中山公園には、中世の歌人西行法師の歌碑が建てられています。
西行法師は平安時代末期の歌人。新古今和歌集には最も多くの歌が入集されていて、中でも優れた歌のひとつとされているのがこの歌碑の一首。小夜の中山を二度目に通った折、六十九歳の時に読まれた歌です。
歌碑の建立は昭和55(1980)年、揮毫は西行研究家の久保田章一郎氏、設計は吉坂隆正氏。

 

関連リンク

●人物クローズアップ「西行法師」

西行歌碑
西行法師歌碑

[散策路]掛川市小夜鹿

ゆるやかに北にふくらむこの小山のことを地元の人は「経塚」と呼び、久延寺が焼けた時に灰になったお経をこの山にうめて供養したために名付けられたものと伝えられています。
この山には五つの塚があり、五輪塔が二基、宝篋印塔(ほうしゅいんとう)が二基、ひとつが地蔵尊。中には中世後期と見られるものもあり、それぞれ由縁は定かではありません。北側の山は「蛇身鳥伝説」の地で、これらの塚や塔は、三位良政卿や月小夜姫など伝説の登場人物と結びつけて伝えられてきました。

 

関連リンク

●昔ばなし「邪身鳥物語」

 

散策路入口
散策路の入口
宝篋印塔
宝篋印塔(ほうしゅいんとう)

[公園内の四阿]掛川市小夜鹿字小夜鹿

散策路の途中には四阿が設けられていて、東海道を旅する人々の休息の場となっています。大井川の川端から歩いたら、小夜の中山はおよそ一里の地点。伝説の山々を眺めて語らいながら一服するのにぴったりのスポットです。

小夜の中山公園から日坂宿までは、およそ2.5kmの道のりです。

あずまや
公園内の四阿(あずまや)

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