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[秋葉常夜燈]掛川市日坂本町

国道1号線から宿場を100mほど歩くと右手に秋葉常夜燈があります。日坂宿はしばしば火災にあっているためか秋葉信仰が盛んであったらしく、宿内には三基の秋葉常夜燈があります。 ここ本陣入口の常夜燈は安政三年(1856)の建立で、 秋葉山のほかに駅中安全とあるのは火災を恐れる気持ちの強さを示していると言ってもよいでしょう。また常夜燈は街道に面して建てられており「道標」の役割も果たしていたといわれています。

 

秋葉常夜燈

[本陣跡(片岡本陣)]掛川市日坂本町

本陣跡は坂口町まで含めたほぼ宿場の中心にあたり、現在日坂幼稚園があります。ここには、本陣の門扉を再現し、本陣の歴史を伝える案内板が掲げられています。
その案内板によれば、 日坂宿本陣の屋号は「扇屋」で、代々片岡家が世襲で営んでいました。 本陣の敷地はおよそ350坪、建坪220坪、門構・玄関付の建物で、 嘉永五年(1852)の日坂宿の大火で全焼、再建後、明治三年(1870)に店を閉じています。 その後の学制頒布に伴い、明治十二年(1879)より跡地を日坂小学校の敷地とし、家屋は校舎として利用しましたが現存しません。

 

関連リンク

●街道の歴史「日坂宿」

本陣「扇屋」跡

[東海道の道標]掛川市日坂本町

秋葉常夜燈と日坂宿本陣の間(街道の右手)に、「日坂本陣跡」の東海道の道標があります。「←掛川宿境まで一里三十一町|金谷宿境まで一里二十三町→」金谷宿への道程の方が短くても、小夜の中山峠を越える旅路は徒歩の旅人にとって遠く感じられたことでしょう。

東海道の道標

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