[旅籠川坂屋]掛川市日坂下町
川坂屋は、たびたびの大火に遇った日坂宿で数少ない江戸時代の面影を残す建物で、建築年は日坂宿大火(嘉永五年・1852)後、または安政の大地震(安政元年・1854)といわれます。精巧な木組と細かな技法を用いた格子や欄間が特徴です。平成12年度に掛川市によって修復され、休日に一般公開されています。
川坂屋は日坂宿の中でも最も西にある旅籠屋で、上段の間があることから身分の高い武士などが宿泊した脇本陣格の宿であろうといわれています。かつては三百坪余りの敷地を有し、掛川城主から賜った茶室や蔵などがありましたが、昭和25年の新国道開通で分断され、国道を隔てた地にあった茶室や蔵は平成七年のバイパス工事で取り壊されました。
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川坂屋の一般公開
●開館日:原則として土日祝日
●開館時間:午前10時〜午後4時(入館は午後3時半まで)
●入館料:無料
●駐車場:有
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