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宿場のようす

 

 その昔、宿場は、さまざまな国から来た旅人たちの情報がいき交かう場所でした。とくに大井川の渡しや小夜の中山峠をひかえたお茶街道の宿場町は、旅人に休息をあたえ、往来には見世物や商人の声が響いてにぎやかに栄えていました。宿場をさぐると土地のようすと旅人の気持ちがわかってくるのかもしれません。

金谷宿 日坂宿 掛川宿

 

お茶街道の宿場
東海道の難所、小箱根ともよばれた小夜の中山峠をはさんで東側に金谷宿、西側に日坂宿がありました。さらに西へ進むと掛川城下の町、掛川宿です。金谷宿は、東側に「越すに越されぬ」といわれた大井川をひかえ、川越ができないときには旅人が足止めをくらうため、江戸時代宿制定のころから大きな宿場となりました。その金谷宿と日坂宿の間は一里二十四町と比較的短い距離でしたが、小夜の中山という難所があって急な坂道が続くため、菊川は「間の宿(あいのしゅく)」として旅人の疲れをいやしました。


*参考文献: 『静岡県歴史の道 東海道』静岡県教育委員会
*画像提供: 『東海道小夜の中山』中部建設協会


 

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お茶街道文化会
主催:カワサキ機工株式会社