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11-4-1.風量調節
風量調整で大切なことは?
茶葉を乾燥させるはたらきは、熱風の温度と風量の組み合わせ、熱量です。 熱風温度は排気温度を基準に調整して一定ですから、風量を工場内の湿度(絶対湿度)によって変えなければ、上乾きしたり能率が低下してしまったり問題が起きます。
ですから風量調整で大切なことは、上乾きしないように能率よく乾燥させる風量に調整することです。そのために、右のように製茶環境に応じて風量を調整しましょう。
絶対湿度扇風機変速目盛調整 ※図は変速ハンドル式11-4-2.絶対湿度に合わせて風量調整
では、風量はどうやって調整しますか?
風量は右の図に示すように、製茶時の絶対湿度に応じて扇風機の回転数を変えます。風量調整のし方は、中揉機の機種によって変速ハンドル式、インバーター式、マイコン型と3種類あります。
(▲[7-2]絶対湿度)
中揉工程の最中でも、風量を乾燥の度合いによって変えた方がいいのですか?
工程の前半は風を多めにして、後半を絶対湿度の数値に合わせる2段階の調整がいいでしょう。
上記のハンドル目盛りの風量は機種によって違います。風量を知りたい方は、下の表を参考にしてください。
機種別扇風機変速目盛りと風量 (単位:m3/分)
目盛り 1 2 3 4 5 6 60K 11.3 10.7 10.1 9.4 8.9 8.3 90K 15.8 14.8 13.7 12.8 12.0 11.0 120K 29.0 27.8 26.1 24.2 22.0 20.0 180K 30.0 29.2 28.0 25.0 21.8 18.0 240K 34.0 33.2 31.5 28.0 24.8 20.3
風量は上乾きしないように、絶対湿度に合わせて調整しましょう。 |
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