1月号 3.寒風害・暖冬の影響 |
気象については、気象庁の季節予報をもとに自分で判断しなければなりません。今年は暖冬との長期予報が出ていますが、山間地や北部の茶産地等では寒害が起こることも考えられます。防風垣や被覆を施すなど事前対策もありますが、対策を行うかどうかは、その費用と被害に遭う確率を比較して自分で判断するしかありません。 茶園には寒害・寒風害を受けやすい場所、受け難い場所が微妙にあります。風通しがよい所は冷たい空気がたまりにくいので寒害は少ないが、風害を受けます。まず、自園内で被害を受けやす場所は何処か、茶園と気象との関係を知っておくことが大切です。 |
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※寒風害については、事前策よりも被害後の判断と処置に重点をおきます。3月号をご覧ください。
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●1-3-2.暖かかった秋のあとには... 今年は秋の気温が比較的高めに推移しました。秋整枝前にみなさんが予測した気温よりも高い場合、萠芽や開葉している可能性があります。秋整枝を終えてから気温が高めの日が続くと、越冬芽が進んだ状態(萠芽に近い状態)で冬を迎えます。当然萠芽した芽の方が抵抗力が弱いため、霜の被害を受けやすい状態にあります。防霜ファンの点検など、被害を防ぐための対策を早めに行うことが大切です。 |
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