6月号 2.夏肥の2回目
-二番茶後に分施して施用-

二番茶摘採直後の6月下旬から7月頃に、夏肥の2回目を行います。


夏肥の施肥例 6-2-1.夏肥の量と施肥の仕方

夏肥2回目(三番茶の肥)の施肥量は年間窒素施肥成分量の20%ですから、年間の窒素施用量 が10aあたり60kgとすれば12kgを施肥することになります。
与えるときには濃度障害を避けるために分施し、1回目と2回目の間を20日くらいあけます。三番茶の摘採をする茶園では、三番茶の萌芽までに効かせるために速効性の肥料を選択します。共同工場の場合は各農協が土壌診断に基づいた施肥コースをつくっているので、それに従ってください。

夏肥の2回目を分施する場合、2回目-1を二番茶摘採直前に、2回目-2を二番茶摘採後防除の後に行えばおよそ20日間位の期間をあけることができます。

基本編ロゴ 年間施肥量の考え方
施肥量算出の仕方
農協の施肥コースの事例

広幅撒布6-2-2.広幅に均一散布しましょう

施肥するときには畦間から株中央にかけて広幅に均一撒布し、土と混和してください。施肥作業を行うときに手で撒くと、どうしても畦間に集中的に施用することになって濃度障害を起こします。 遠心力で散布する肥料散布機などを導入するとよいでしょう。
なお夏肥の2回目では、梅雨時期ですから乾燥の心配はそれほど必要ありません。

基本編ロゴ 濃度障害とは?
土と混和させる肥料散布機
●肥料の分解は微生物のはたらき
ロゴ [2月号]土とよく混ぜること
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6月号もくじ 6-1:木村評 6-2:夏肥26-3:更新園整枝6-4:防除6-5:挿し木

 

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主催:カワサキ機工株式会社

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