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小夜の中山





小夜の中山
(社)中部建設協会発行「東海道小夜の中山」より

急峻な坂のつづく街道の難所

「年たけて また越ゆべしと思ひきや 命なりけり 小夜の中山」。小夜の中山は西行法師の歌に詠まれたように、東海道の歌枕として名高いところ。東に金谷宿、西に日坂宿をひかえ、急崚な坂にはさまれた尾根づたいの峠で、街道の難所の一つとして数えられていました。小箱根とも呼ばれた急勾配の道は、うっそうとした樹木に埋もれ、当時は山賊なども横行したので、大のおとなでも心細かったことでしょう。近隣には歴史や伝説を伝える史跡も多く、往時の情緒たっぷりに味わえる散策コースも整備されています。








夜泣き石

街道の語りぐさ、夜泣き石の伝説

小夜の中山のちょうど峠あたり、街道の真ん中に置かれた不思議な丸い石。古代、峠の神に手向けをした場所を示すものでしたが、そこに夜泣きの伝説が加わり、現代に語り継がれてきました。その昔、海老名の里に住む妊婦が日坂宿に向かっている折り、山賊に襲われ斬り殺されてしまい、以来、この石から泣き声する…。この石の下の砂を夜泣きする子供に与えれば、たちまち泣き止むなど、夜泣き石にまつわる話はさまざまに伝えられてきました。現在は峠に建立された久延寺の境内にまつられています。








扇屋末広荘

夜泣き石のちなんだ「子育て飴」

夜泣き石の伝説にちなんで生まれ、現在では全国的にも有名な「子育て飴」。もち米と大麦を原料に、昔ながらの製法でつくられています。口に入れると優しい甘味のひろがる昔懐かしい水飴の味わいは、街道の情緒とともに健在。扇屋末広荘の名物として売られています。


お茶街道昔ばなし「小夜の中山夜泣き石」

 

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