4月号
3.摘採方法
-茶の生態と労力・経済面から求める- |
茶の芽の一節または二節(図)の位置で、深さをできるだけ均一にするように摘採します。平均で1.5節残し、収穫する側で言えば「一芯3.5葉」の位置で刈るのが適切です。 |
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この1.5節を残した部分から、二番茶以降の芽が側芽として出てきます。1節と2節の側芽がそろいやすいので、ここを残して刈れば二番茶以降の芽が均一になります。 また「来年の芽がそろうかどうか」は芽の残し方から始まりますから、摘採の位置は収穫する生葉の品質だけでなく、管理上でも大切なことなのです。 |
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いろいろな摘採方法 最近は摘採機械の開発が著しく、可搬型、乗用型、レール式、自走式と摘採方法の選択肢が増えました。いずれの摘採方法でも、摘採位置を慎重に決定して作業します。
とくに、まだ大半を占める可搬型は2人の作業なので、事前に高さを決めてから作業に取りかかりましょう。 |
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●4-3-3.摘採後の保管 深さをできるだけ均一にするように摘採します。 それから、摘採後に袋詰めした生葉を日なたに放置しないこと。葉が酸化して品質低下につながりますから、摘採した生葉は木陰や小屋などに置き速やかに茶工場へ搬送します。車両に保管する場合はアルミ質のシートを掛けると温度の上昇を抑えることができます。その場合、空間をあけて通気性をよくしておきます。
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摘採の際、摘採機の刃部がよく切れないと品質低下を招きます。摘採前に道具の整備点検を行い、摘採刃の前年の茶渋を取り、必要な場合は交換または研磨します。 |
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