4月号
6.夏肥えの1回目
-二番茶に吸収利用させる施肥- |
夏肥えは、二番茶の生育のために、施す肥料です。一番茶の摘採から二番茶まではおよそ45日程度と短く、利用率が悪くなりやすいので、施肥の時期を早める、または速効性の肥料を使うなどして効果を求めます。 |
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夏肥えは分施した方が効果が高く、濃度障害も起こりません。したがって一番茶摘採の直前に半量を施し、15〜20日後に残りを施肥します。肥料の種類や施肥時期は、茶農協ごとに施肥設計が立てられている場合が多く、この場合、2回目は二番茶への吸収利用がすばやくされるように、硫安やポーラス系の速効性の肥料で設計されています。 |
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夏肥えの1回目は、年間施肥量の20%です。たとえば静岡県の指導では、年間窒素量66kg以下とされていますから、66kg×20%=13.2kg。しかし、1回の施肥量10kg以内と定められていますから、2回に分施して窒素量6.7kgづつになるよう施します。夏茶はとくに窒素主体の施肥とし、広幅散布して土とよく混ぜ合わせます。 |
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