4月号
7.一番茶後の病害虫防除
-安全性を考えて、二番茶前にすみやかに- |
一番茶と二番茶の間に、病害虫の被害をチェックして、発生を確認したら二番茶に影響しないように速やかに防除を行います。 | ||||||
●4-7-1.茶樹の病気[輪斑病(リンハン病)と新梢枯死症(シンショウコシ症)] 輪斑病と新梢枯死症は、いずれも輪斑病菌という同じ菌で発生する被害です。前歴として多発した茶園では特に注意すること。一番茶摘採後、二番茶前の早い時期に、または安全性に慎重を期す場合は二番茶後に防除を行います。二番茶前に防除する場合は、安全性が高く残留性の低い薬剤を選択します。 薬剤の散布は、決められた散布期間を厳守してください。 新梢枯死症は、芽の包芽がとれた址の部分に菌が入って起こります。ですから新梢枯死病多発園では、二・三番茶の芽が萌芽した時に防除するのが効果的です。 |
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●4-7-2.害虫を発見防除する 気温の上昇に伴って、害虫発生の可能性も高くなってきます。チャノキイロアザミウマ、コカクモンハマキ、チャノホソガ(サンカクハマキ)などの発生が考えられます。茶園を注意して観察し、発見したら速やかに防除を行いましょう。 また、チャノホコリダニ、サビダニなどのダニ類は、多発する年や茶園というのがあって、特に二番茶後から三番茶に発生します。繁殖が早いので、見つけ次第防除します。 |
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