11月号 3.土壌管理と土づくり
-地下部の状態と土づくりの審査- |
●耕うん 畦間を1m程掘り、土壌が耕うんされているかどうかを土壌断面を見て審査します。耕して有機物を投入してある茶園が高く評価されます。よく管理されている茶園で30cmくらい、悪い茶園では10cm程度から土が固くなっています。みなさんの茶園も確認してみましょう。
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茶園はそれほど雑草が生える環境にありませんし、共進会での配点も低い項目です。雑草にも禾本科(イネ科)のように養分吸収されてしまうものと、豆科のようにそれほど害のないものがあります。 |
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これは敷草を敷いているかどうか、量が適切かを見ます。炭素率の低い資材は分解が早く長持ちしません。土壌水分の蒸散を抑制するには、800〜1,000kg/10aの量が必要です。共進会の審査では800kg/10a位を中とし、土壌が透けて見えるくらいを少ないと評価しています。 最近では、稲刈りがコンバインになったために稲ワラの入手が困難になってきましたが、干ばつ対策や傾斜地でのエロージョン対策に敷草敷ワラは効果的です。
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●膨軟性 審査員が土壌をとり、手触りなどから膨軟性を達観的に評価します。客観的には物理性の項目で計測した数値で評価されます。 ●有機資材の混入量と混入の深さ 土壌断面を観察して有機物混入の量と深さを評価するもので、土づくりで大切なことです。有機物混入時に、相当量をよく耕して投入しなければ、深く混入させることはできません。すき込みながら混入する機械を使えば、30cm程度まで混入できます。 |
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●ち密度 土壌の固さを深さごとに硬度計を刺して計測し、その数値で評価します。
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あらかじめ農協で採土して分析した結果を評価します。全部で8項目ありますが、重視されるのはpH、腐植、陽イオン交換容量、交換性石灰、交換性苦土です。 |
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11月号もくじ |11-1:共進会 成木園の部|11-2:栽培方法と地上部|11-3:土づくり|11-4:根の生育と葉相|11-5:生育状況|11-6:幼木園審査幼木園の部| |
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主催:カワサキ機工株式会社
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